2007年11月6日火曜日

ネガティブな日本のIT産業

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日本のSI産業が疲弊しきってて人気が無いらしい。
http://d.hatena.ne.jp/itoyosuke/20071101/1193932945

常々感じているけど、たしかにITの現場では正当に技術力が評価されているような気がしない。
この業界の将来を本当に考えるなら、もう少し仕組みを考えないといけない。営業が中間搾取して、質の低いシステムを作るのが目的じゃないはず。開発者の技術力が向上し、顧客は質の高いサービスを手に入れられるようなそんなまっとうな仕組みが無いと、結局は日本が海外に負けちゃうだけな気がする。それって結局長期的には、良くない結果に終わるんじゃないだろか。

自分としては、研究開発部門こそ、うまく業界全体が幸せになるような方向、少なくとも自分達だけでもわざわざ疲弊している競合と疲弊競争へ向かわないような方向へみんなを導くことをしないといけないんじゃないかと思う。

最近のオープンな世界の話は、まさにそれを救うかもしれない新しい仕組みなんじゃないかと思う。本当に良いものを評価したり、見つけたりしやすい世の中になりつつあるんだから、同じような仕組みが企業向けに働く人たちにもうまく適用できなかどうかを考えることは、意味があると思う。そして、意味があることには、なにかついて来るはず。今すぐビジネスとして見えてこなくても、あきらめずに続けることで大きなリターンがきっとあるはず。

明日からもがんばろうっと。